現在発売中の新建築7月号に、今年2月、太宰府にオープンした『NISHIKIMACHI(ニシキマチ)』というプロジェクトが掲載されました。
この建築は、太宰府天満宮の門前町に新築した、3つの店舗スペースからなる木造の商業建築です。 全体の建築設計と、パン職人/二見さんのベーカリー『Loop a Bread』、TAGSTA橋口さんご夫妻のカフェレストラン『tōn(トオン)』、太宰府出身のすし職人/平野さんの『鮨ひら乃』、3つのインテリアをコーポラティブ方式でデザインしました。商業的な建築をコープラティブ方式で設計する事例は、世界的にみてもとても珍しいのではないかと思います。
この計画は、太宰府天満宮の御本殿124年ぶりの大改修に伴って計画された『仮殿(設計|藤本壮介建築設計事務所)と同時並行で、地域に足りない機能を補い、地域住民の生活に彩りをもたらすもの目指して計画が進みました。
太宰府天満宮/西高辻信宏宮司による『1,100年受け継がれる歴史』というインタビュー記事も同時に掲載されています。歩く街づくりを行ってきた歴史、文化芸術の発展のために120年かけて誘致した九州博物館の経緯、これからのまちづくりへの視座など、とても貴重な内容となっています。
書店などで見かけましたら、ぜひご覧ください。
また、現地の空気感を感じに、ぜひNISHIKIMACHIへお出かけください!