福岡を拠点とするゲーム制作会社の移転に伴う、インテリアデザインのコンペ案。通常ブラックボックスにすることが求められるゲーム開発室の熱気こそ会社の核でありシンボルになり得ると捉え、不透明と透明が同居するような境界面のデザインを目指した。
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初めてこの会社を訪れたときに目の当たりにしたのは、「ゲームとはコミュニケーションである」という経営責任者の言葉を体現したような、活気あふれる開発室とそこで交わされるコミュニケーションだった。
通常「開発室」でつくり出されるものは知的財産であるため、外部に対して完全に閉じたブラックボックスにすることが求められるが、開発室での熱気こそ会社の核でありシンボルになり得ると捉え、不透明と透明が同居するような境界面のデザインを目指した。