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DESIGNING

デザイニング展

デザイニング展は、「デザインが街を変える」をキーワードに2005年より始まった、生活に関わるデザインの面白さを伝え楽しむためのエキシビションです。建築やデザインに関わる人たちが「今、何をデザインしようとしているのか?」ということを、それぞれが同時多発的に展示を行うエキシビションの集合体として始まりました。

私たちは2004年に正式にリズムデザインとして事務所を構えました。設計の仕事があっての独立ではなかったため時間だけはたくさんあり、その時に企画を始めたものがデザイニングでした(その時は、まだ名前すら決めていませんでしたが)。それまで設計の仕事を通して、私たち「つくり手」が考えている建築やデザインと、「使い手」の考えるそれとでは、少なからず捉え方に違いがあると感じていました。何か、新しい視点や気付きを与えられるようなことを建築をつくることと並行してやれたらいいなと考え、はじめたものでした。「継続することを目的としない」ということだけを決めてはじめた活動ですが、たくさんの方々のご協力やご指導があり、ここまで続けられています。当初は、「何をやるか、どのような状況をつくるか、どのようなことをメッセージとして伝えるか」など、どちらかというと、イベントをわかり易いインパクトのある「事件」にすることを目指していた気がします。しかし、毎年やったことをレビューし更新していく過程で、「すでにまちに存在する素晴らしいコトやモノ、人を、どのようにして伝えたらいいだろうか?」というような、自分たちで編集することができる媒体(自主メディア)として、「伝え方」を考えるようになりました。他のまちではなく、このまちだからこそできることを考え続けた結果なのですが、今後もしばらくは、この活動を続けたいと思っています。 [2010.12.20.]

>コンセプト
一般的に「デザイン」というと、「表層的な美しさ・造形・デコレーション」と捉えられてしまいがちです。しかし「デザイン」という言葉をもっと大きな価値観を持った言葉にできないだろうか? 人々の「生活」に喜びや発見を与えたり、私たちが暮らす「街」をより良い方向に変えていく。そのような事の背後にはいつもデザインが関わっているからです。デザイニング展では、九州を盛り上げていくイベントとしてここ福岡から全国に発信していきます。自分達の街や日々の生活を楽しく、大切にする気持ちを育んでいくための一人一人のアクションこそがこれからの時代のローカルグローバルな活動になると信じています。

2005年 | #001 | 街ではじめる
福岡で初めて街中を巻き込んで開催されたデザインイベントが、この「デザイニング展」でした。建築やデザインに関わる「つくり手」が、「今、何をデザインしようとしているのか?」。そんな等身大のメッセージを伝えるために、このイベントは始まりました。たくさんの分野・世代の方々よりご協力を頂き開催した2005年は、約120社にご参加いただき、街中に47の会場を設けての開催となりました。多くの会場が集まった大名地区では、イベント期間中デザイニング展のメインカラーである「マゼンタピンク」のガイドブックを持って、街を回遊する人たちで溢れました。

2006年 | #002 | 街を繋げる
デザイニング開催の反響は、イベント会期終了後の問い合わせの多さに表れました。たくさんの企業・産地から頂いたお問い合わせの中から、地場産業と地元デザイナーを中心としたチームとの新たな商品開発も始まりました。とても小さなムーブメントでも、様々なモノやヒト、場所との媒介となることができると感じられたことが大きな収穫でした。レセプションパーティで行った音と映像のインスタレーションや、街での展示風景などは、TVで特集放映され、また、全世界で発行されている「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン誌」で取り上げられるなど、情報を発信する場としての正確も備わってきました。

2007年 | #003 | 街(場所)をつくる
この年は、デザイニング展として初めてのメイン会場を「BIVI福岡」に設けることが出来ました。いろいろな価値観をもったモノやデザインがあることをもっと多くの人たちに知ってもらうために、国内の家具レーベルやブランド4社を招待し、大規模な展覧会を行いました。また、デザイニングをきっかけに繋がり発展したアパレルレーベル(久留米絣を使用した着物)のファッションショーを全国に先駆けて行うなど、ここから生まれた関係が、実際にモノとなり、みなさんの手元に届くようになりました。

2008 | #004 | 街の目次
この年からイムズのB2Fがデザイニング展のメイン会場となりました。不特定多数の人が大勢訪れるこの場所だからこそ、新しいモノの見方を提案したいと思い、パンフレットや会場構成のモチーフにダンボールを使用しました。安価な材料でも工夫次第で面白いものに変換できるというメッセージや、メイン会場ができた事により、参加会場の展示のカケラを一堂に集めたデザイニングインデックスというイベントの目次のような機能を担えるようになり、よりイベントを街と繋げる仕組みができるようになりました。また、この会期中の施設来館者数は32万人を超え、この出来事が、「自主メディア」としての可能性を考えるきっかけとなりました。

2009 | #005 | 街を伝えること
再びイムズをメイン会場として開催した2009年。イラストレーターである黒田征太郎氏による楽しいイラストのポスターは、まるで街が持つ喜怒哀楽の表情を表しているようでした。また、この年は映画とコラボレーションした企画で街中にある展示会場をスタンプラリーで巡ることのできる仕組みを考えたり、街に突如ゲリラレストランが現れたり、北九州や倉敷など地域のフリーペーパーを紹介するトークイベントを行いました。さらに、デザイニング展では初となる各地の作家によるマーケットイベントを開催する等、街を楽しくする、まちの魅力を再発見できるような試みを多数行いました。

2010年 | #006 | 耕す人たちを伝える、繋げる
2010年は、デザイニング展以外にも、株式会社パルコが初めて出店する自主編集ショップ「onceAmonth」の企画・インテリアデザインや、イムズとの共催イベント「わたしのばしょ 九州ぐらしvol.007」などの活動を行いました。このデザイニング展以外の活動での体験がとても貴重なものとなり、「まち」よりも「まちを耕そうとしている人たち」をどのようにしたら伝えることができるだろうか?と考えるようになりました。イムズでのしょうぶ学園のライブ、閉店後のパルコ1階でのオープニングパーティ、ヴィオロでの連日ワークショップなどは、その象徴だといえます。

物件詳細

  • タイトル / デザイニング展
  • 計画地 /

    福岡市中心市街地

  • 用途 / 展覧会
  • 状態 / 終了
  • 計画種別 / 企画・プロデュース
  • 構造 / 2004年4月
  • 主催 /

    デザイニング展事務局

  • 主宰者 /

    井手 健一郎[rhythmdesign], 林 洋介[14sd], 馬場 雅人[BA TO MA| H.P.FRANCE

  • 後援 /

    福岡市・TV局・新聞社など

  • Project Details /

           
    Title: DESIGNING EXHIBITION
    Location: Tenjin, Chuo Ward, Fukuoka, Fukuoka pref., JAPAN
    Type of Project: Produce
    Status: Completed

  • CREDIT /

            
    Organize: DESIGNING OFFICE
    Produce: Kenichiro Ide [rhythmdesign], Yosuke Hayashi [14sd], Masato Baba [ BA TO MA | H.P.FRANCE ]
    Support: Fukuoka-city etc…

Uses: