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Photograph by Shinde Kazuma

DESIGNING 2008

デザイニング展2008

2008年に開催したデザイニング展のメイン会場構成デザイン。メイン会場自体に辞書の索引のように特定の内容を素早く検索できる「インデックス」としての機能を持たせ、サテライト会場の展示の一部をディスプレイした。会場は段ボールやガムテープ、蛍光灯といった、私たちの身の回りに日常的に存在するもので出来ている。

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 第4回目の開催となった2008年は、福岡市中心部天神にある商業施設「IMS/イムズ」という、不特定多数の人たちの目に触れることが出来る場所に、メイン会場を設置することになった。

 デザインイベントに限らず、中心を示す場所に何かしらの象徴性を備えることが求められるのは、シンボルとして、全体をわかりやすく代弁することが望まれるからである。これまで見てきた多くのデザインイベントのメイン会場では、中央に著名なデザイナーやデザインを集積することで、その周辺との密度差を演出し、中心としてのインパクトとその時代の象徴性を獲得しているように感じていた。それとは別のアプローチで「中心性や象徴性を獲得することができないだろうか?」と考え、イベントの中心であるメイン会場を辞書の索引のように特定の内容を素早く検索できる「インデックス」として構成した。イベントに存在する全ての情報を等価に、丁寧に取り扱うという行為そのものが、新しい象徴性を獲得出来るのではないかと考えた。

 また、段ボールやガムテープ、蛍光灯といった、私たちの身の回りに日常的に存在するもので展示什器を作ったり、倉庫にあった板を無造作に積層しただけのものを設置することで会場を構成している。誰もが慣れ親しんだ材料や無造作なものの集積で美しい状態をつくることが、訪れた人たちに新たな視点を与え、ものの「見方/みかた」を変えるきっかけになればと考えた。

                                                                                                                                                                                                                
                                                                                                                                                                                                                
                                                                                                                                                                                                                
                                             
                                                
                                               
                                               
                                              
                                              
                                                
                                               
                                             
                                               
                                               
                                               
                                              
                                               
                                              

Photograph by Shinde Kazuma

物件詳細

  • タイトル / デザイニング展2008
  • 計画地 /

    福岡市中央区天神

  • 用途 / 展示会場
  • 状態 / 終了
  • 計画種別 / エキシビジョン
  • 法定延床面積 / 約280.00m2
  • 計画着手 / 2008年1月
  • 工事竣工 / 2008年4月
  • 発注者 /

    デザイニング展事務局

  • 設計 /

    rhythmdesign Ltd.

  • 担当者 /

    井手 健一郎

  • アートディレクション /

    14sd

  • 担当者 /

    林 洋介

  • 展示ディレクション /

    METHOD

  • 担当者 /

    山田 遊

  • 照明協力 /

    コイズミ照明株式会社

  • 施工会社 /

    ヒリュー装美 福岡支店・太田旗店 福岡支店

  • Project Details /

            
    Title: DESIGNING 2008
    Location: Tenjin, Chuo Ward, Fukuoka, Fukuoka pref., JAPAN
    Type of Project: Exhibition
    Status: completed
    Structure: –
    Site area: -m2
    Building area: – m2
    Gross internal floor area: 280.00 m2
    Commissioned: January 2008
    Completed: April 2008
    Client: DESIGNING Secretariat
    Budget: Confidential

  • CREDIT /

            
    Architects: rhythmdesign
    Project Architect: Kenichiro Ide
    Design Team: Kenichiro Ide
    Art Director: Yosuke Hayashi[14sd]
    Exhibition Director: Yu Yamada[METHOD]
    Lighting consultant: Koizumi Lighting corporation
    Main contractor: Hiryu Sobi corporation Fukuoka, Ota Hata Mise corporation Fukuoka

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