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会場となった店舗区画が通路に対して45度の角度を持って接していたため、店舗部分と共用部の境界線の傾きをグリッドの基準線として、90cm立方のキューブ状の展示ブースを配列。展示ブースごとにペンダント照明を設置し、奥行き方向へ屈曲した店舗区画への連続性を確保している。また、このマーケットは各自がその場で会計を行う必要があったため、展示ブースの内部は各者の商品や釣り銭のストックとした。出来る限り少ない要素やルールで全体を構成し、会場の構築物がショッピングやそこで生まれるコミュニケーションのノイズにならないような状態を目指し、デザインした。