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Manufactorical Guideline

マニュファクトリカル・ガイドライン

美術館の展示品として、作家からオーダーされて設計したプロダクト。「マニュファクトリカル・ガイドライン」は、誰でも簡単に、製品的なディティールをもった構造物を自分の手でつくることができる、治具(のようなもの)である。モバイルハウスをつくるための作業台として考えたものであるが、「D.I.Y.的(手作り的)」ものでも、工場で量産されるような「PRODUCT的(製品的)」ものでもなく、手作りと製品の間を、誰でも簡単に製作できる状態を目指して設計した。

Text

 大工が現場で細かな加工をしたり、同じ形状のものを大量に製作する際に、通称「バカ」(地域や職人によって呼び方は異なる)と呼ばれる土台をつくることがある。お手製の治具のようなもので、それに材料を添えて土台通りに加工すると目的の部材を簡単に製作できる。「部材」をつくるために、まず、その環境を「土台」としてつくるのである。
  
 今回、モバイルハウス(の構造体)をつくるための作業台(バカ)をつくった。その作業台に材料を添えて組み立てていくと、誰でも簡単に、「製品的なモバイルハウスを自分の手でつくることができる」状態を設計しようと考えた。つくる仕組みだけを、軽々と届ける。仕組みは単純で、青い部分に材料を添えてビスで固定していくと、「T型」「L型」「45度」の3種類の部材を製作でき、そこでつくったパーツ(部品)を、濃いグレーの型に合わせて組み立てると、家型のフレームをつくることができる。インパクトドライバーなどの工具を使ったことが無い人が、しっかりと材料を固定するのはなかなか難しいだが、これがあるとあっ言う間にしっかりとした構造のフレームを製作することがでる。それを立てて金太郎飴的に連結していくと、モバイルハウスの構造ができあがる。
  
 将来的には、この仕組みをオープンソースとして誰でもダウンロードできる環境をつくり、作業台の原寸平面図と組み立てピースをパッケージとして提供したいと考えている。
            
             
              
                

物件詳細

  • タイトル / マニュファクトリカル・ガイドライン
  • 計画地 /

    ワタリウム美術館「新政府展」

  • 用途 / モジュールシステム(治具)
  • 状態 / 完成
  • 計画完成 /

    2012年12月

  • 発注者 /

    坂口 恭平

  • 設計 /

    rhythmdesign Ltd.

  • 担当者 /

    井手・木内

  • ノンディレクショナルディレクション /

    坂口 恭平

  • Project Details /

    Title: manufactorical guideline
    Location: The Watari Museum of Contemporary Art, “PRACTICE FOR A REVOLUTION”
    Uses: Module system
    Status:completed
    Commissioned: September 2012
    Completed: December 2012

  • CREDIT /

    Client: Kyohei Sakaguchi
    Design: rhythmdesign
    Designer: Kenichiro Ide
    Non-directional direction: Kyohei Sakaguch

Uses: