ようやく屋根スラブを支えていた支保工が解体され、建物の内部を体感できるようになってきました。豊見城の住宅は、8.0M角の正方形の平面形状をした3階建ての建物なのですが、3階床レベルには写真のようなRC梁のみが十字に入り、それを平面の中央で60mm角の鉄骨柱(無垢材)が支えています。2階の床スラブから屋根スラブの下まで、高さが6.0M程あります。内部は出来る限り木造でつくりたいなと思っていて、これをベースに木の梁を架け渡して木造で床をつくります。繊細な仕口(材料同士の接合部)では加工や施工が大変でコストもかかるため、現地の型枠大工さんでも加工可能な簡単なディティール(RC梁と木造梁の接合部のところの)を、構造の黒岩さんと一緒に考えました。サッシの取り付けも完了して、内装工事が始まっています。
豊見城の住宅|支保工解体