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Photograph by Koichi Torimura

BAtoMA 2011

場と間 2011

インテリアの合同展示会「BA to MA」の会場構成デザイン。この展示会の最大の特徴である「商品の見せ方や編集に、運営サイドが積極的に関与する」ことを実現するために、「設計されたラフさ」や「誰もが自由に解釈することのできる建築」を計画した。通常の見本市や展示会でありがちな、システムパネルで区切られたブースが整然と並ぶ風景ではなく、「展示会」というイベント(出来事)の本来的な意味に着目し、モノや出来事と出会う楽しさを補強できるデザインを目指した。

Text

「BA to MA」展は、モノを「提供したい人」と「手に入れたい人」を結びつけるための場所であり、展示の仕方(編集)に運営サイドが積極的に関与することが特徴の展覧会である。私たちはこの展示会のために5つの建築をデザインした。建築といっても、その場で即興で組み立てたようなラフな建築である。それぞれに特徴をもたせていて、場所によっては視覚での認識と体感が一致しなかったり、実際に存在しないはずの奥行きを感じたり、勝手にそこにはない建築の輪郭線を描いてしまうような、誰もが自由に解釈することのできる建築を目指した。

大きなメッセ会場などで催される見本市や展示会では、システムパネルで区切られたブースが整然と並べられることが多いが、その殆どが「主催者側の運営・管理のしやすさ」を優先的に計画された結果であると言える。できる限り短時間で会場施工を行う必要があるこの種の展示会では、なかなか避けられない設計条件であるが、この非常にユニークな展示会である「BA to MA」では、「設計されたラフさ」をデザインすることで、モノや出来事と出会う「SHOPPING|ショッピング」の楽しさを補強したいと考えた。
                                         
                                               
                                             
                                              
                                              
                                                
       
                                         
                                               
                                             
                                              
                                              
                                                
       

Photograph by Koichi Torimura

物件詳細

  • タイトル / 場と間 2011
  • 計画地 /

    ラフォーレミュージアム原宿

  • 用途 / 展示会場
  • 状態 / 終了
  • 計画種別 / エキシビジョン
  • 計画面積 /

    523.00m2

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