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House in Raizan-forest

雷山の森の住宅

手つかずの自然が残る森にたたずむ、崖の住宅。
高低差のある特殊な敷地条件により通常の工法では莫大になるコストを抑えながら、「斜面に沿った建築にしたい」というクライアントの強い要望を叶えるため、地盤基礎工法を抜本的に変える設計に腐心した。1階から3階を繋ぐ階段を上っていくと、崖を登っているかのようなこの地形ならではの心躍る体験を、日常の中で体感することができる。

Text

福岡市中心部より西に車で30分ほどの別荘地に計画した、鉄骨造平屋建てのこの住宅は、14.0M以上の高低差のある敷地の中腹から上段の崖に向かって、階段を架け渡すような状態で建っている。この計画地は福岡県西部の山裾に開発された別荘地内に位置し、300坪近くあるこの敷地は、敷地内最大高低差が約14.0Mあり、その上下で前面道路に接していた。また、北に向かって傾斜したこの場所からは、遠景に糸島の海を望むことができた。非常に特殊な起伏形状を持つ土地だったため、大規模に開発が行われた別荘地の中で唯一この区画だけが自然の地形のままで残されており、杉の木立が適度な間隔を保ちながら、人の手が加えられていなかった。

クライアントはこの土地の、自然がつくり出した緩やかな起伏に惚れ込み、この場所に終の居場所をつくることを望んでいた。初めてこの場所を訪れたとき、敷地を下から勾配の緩やかな場所を探しながら登っていく地形的な体験がとても楽しいものであったため、ここに建築ができ上がったとしても、その地形を感じることができる体験は残したいと思い、できる限り既存の地形を残しながら、新しい起伏をつくるように計画しようと考えた。

高低差のあるこの特殊な敷地の上に斜面に沿った建築を建てるとなると、通常、地盤基礎工事に莫大なコストが必要になる。平らな場所を選んで垂直に建てる3階建ても計画可能であったが、クライアントの「斜面に沿った建築にしたい」という強い要望を叶えながら、コストを予算内に抑えるために、地盤基礎工事を抜本的に変える設計を計画した。

物件詳細

  • タイトル / 雷山の森の住宅
  • 計画地 /

    福岡県糸島市

  • 用途 / 専用住宅
  • 状態 / 竣工
  • 計画種別 / 新築
  • 構造 / RC+S造
  • 規模 / 平屋建て
  • 敷地面積 / 926.96m2
  • 建築面積 / 118.58m2
  • 法定延床面積 / 117.17m2
  • 計画着手 / 2010年10月
  • 工事竣工 / 2012年12月
  • 発注者 /

    個人

  • 設計 /

    リズムデザイン

  • 担当者 /

    井手・木内

  • 構造設計 /

    黒岩構造設計事ム所

  • Project Details /

        
    Title: House in Raizan-forest
    Location: ITOSHIMA, FUKUOKA pref., JAPAN
    Type of Project: Single Family House
    Status: completed
    Structure: RC+S
    Site area: 926.96m2
    Building area: 118.58 m2
    Gross internal floor area: 117.17 m2
    Commissioned: October 2010
    Completed: December 2012
    Client: Private
    Budget: –

  • CREDIT /

        
    Architects: rhythmdesign
    Project Architect: Kenichiro Ide
    Design Team: Kenichiro Ide, Yuta Kinai
    Structural Engineers: Kuroiwa Structural Engineers
    Lighting consultant: USHIO SPAX FUKUOKA
    Main contractor: HIROICHI corporation
    Photographer: KOICHI TORIMURA

Uses:

PROCESS