2023/02/17/ 09:41:47
NISHIKIMACHI(ニシキマチ)
天神信仰の聖地「太宰府天満宮」の門前町に新築した, 3つの貸し店舗からなる木造の商業建築である. 建築と3つのインテリアをコーポラティブ方式で設計した. 奥行き30mほどの細長い旗竿敷地に, 隣接して建つギャラリー建築と同じ勾配に揃えた屋根を折り曲げながら, 建築全体を繋いでいる.
NISHIKIMACHI_birdeye.jpg
Read more...
2021/02/27/ 13:03:37
大賀薬局 九州医療センター前店
都市景観形成地区に指定された美しいまち並みと、緑地協定によって整えられた緑豊かな景観を持つ、国際的・複合的な活気溢れるウォーターフロント開発地区に立地する調剤薬局。まちの「新しい良さ」と「古き良さ」の両者を繋ぎ、それぞれが魅力として感じられる状態を目指し、これまでまち並みを形成してきた形や素材感を引き込んだ建築をデザインした。シンプルで抽象的な造形や色調の外観は新旧のまち並みを繋ぎ合わせ、レンガタイルや木を基調としたインテリアは、当初からのまち並みを引き継いでいる。
jigyohama_008.jpg
2020/08/30/ 11:05:00
大濠テラス
大濠公園の豊かな自然環境と調和し、美しい景観を楽しむための木造建築。それを実現するにはすっきりとした構造体が必要であると考えた。使用する部材が多い日本の伝統建築は、視界に入る情報量が多くなってしまいがちだが、最先端の木材加工テクノロジーと日本の伝統的な木造技術を掛け合わせることで、金物を一切使用しない、シンプルな構造体を実現させた。これまでの価値を踏まえた新しい価値の創造を体現する、一つの在り方になったと考えている。木の香りに包まれた室内からは、自然光に照らされた大濠公園の景観を楽しむことができる。
ohorikoen_002.jpg
2019/12/01/ 13:38:11
瑠璃庵 / 夜香木
熊本市中心街。築100年を超える建物や倉庫が多く残る趣ある通りに位置する、飲食店のリニューアル計画。この建築は元々蔵だった建築をコンバージョンしたもので、2階が居酒屋形式のレストラン、1階がカウンター形式のバー空間となっている。既存の小屋組を活かした天井と新設した米トガの壁面の木目が作る緩やかなコントラストと、既存店舗にあったものを再加工して作ったカウンターが、新旧混ざり合うこの通りらしさの醸成の一役となっている。
DSC0681-scaled.jpg
2019/10/02/ 23:38:34
megane coffee & spirits
ハンドドリップコーヒーと蒸留酒を中心に提供する屋台型のコーヒースタンド。コンパクトに折り畳んだキューブ状の店本体をワゴン車の荷台に積み込むことができ、世界中どこにでも店ごとコーヒーを届けることができる。提灯や電球をライン型の照明に、傾斜した屋根をフラットな屋根に、また、茶色の木材を明るい色調の木材にするなど、「見慣れた」屋台が持つ形態的なボキャブラリーを、「今」に読み替え整理することで、既存の屋台に最大限の敬意を払いつつ、まちに『新しさ』を忍ばせることができるのではないかと考えた。
01.jpg
2019/04/27/ 15:48:08
女木島フードキャンプ
自然の恵みを感じながら、静かな時間と食事を楽しむことをテーマに開催された『女木島フードキャンプ』。その日のためだけに準備された食事を、その日のためだけに集まった人たちと楽しむ、そのための仮設の構造体をデザインした。
foodcamp_birdeye.jpeg
2018/11/10/ 09:00:17
菊鹿ワイナリー|アイラリッジ
建築予定地は、山々が囲む自然が作り出した台地。この地形や風景からあぶりだされたような建築の在り方がふさわしいと考え、ゆるやかな稜線に呼応した屋根の形をつくった。使い方を限定しない半屋外の軒下空間を大きくすることや、素材や色を自然と調和させることで、この場所の自然環境のようにおおらかで、「場」を作りやすい建築が出来上がった。 山鹿市の伝統工芸品の紙細工「灯篭」がモチーフの、折り紙のように折り曲げられた屋根の下では、どこに立っても屋根の開けた目線の先に象徴的な山を美しく望むことができる。
IMG_4473.jpg
2014/03/13/ 17:09:56
南の母屋
腕の良い京都の職人によって建設された、築100年を超える木造平屋建のリノベーション計画。リノベーション後も当時の職人の仕事の跡が感じられるよう、日本家屋の持つ良さを引き継ぎながら、現代の暮らしに寄り添うデザインで欠点をフォローすることを目指した。大きな窓を開けた瞬間に庭と一体になるリビングや、外を感じながらゆったり過ごせる広縁など、建物の中と外の間の環境を綿密にデザインすることで、住まいの自由度を広げている。また、柔らかな自然光が入るよう設計されたトップライトが、最小限の照明での生活を実現させ、暮らしの中に美しい陰影を生み出している。
takamiya_living_03-1.jpg
2012/08/17/ 22:31:42
武雄の託児所
この地域で整形外科病院を運営する医療法人のために計画した託児所である。整形外科に勤務する若いスタッフの子どもを一時的に預かるための企業内保育の場所であると同時に、クライアント企業のメインオフィスと多目的に利用できる空間も備えている。将来的な建物自体の用途変更を見据え、一定のルールが反復する、シンプルな木造架構を採用した。
takeo-nursery_19.jpg
2012/08/17/ 22:04:21
余加也
クライアントが父親と経営するために新築したレストラン兼住宅。隣接する建物の外壁ラインより正面のファサードを敢えてセットバックさせ、建物と通りとの間に何もない空間(=間)を作ることで、存在感と視認性を向上させている。2階住宅部分の開口部が前面の通りに露出しない計画とすることで、通りからは2階が住宅であることは認識されず、「店舗」としての象徴的なファサードのデザインを試みた。
yokaya_01.jpg
2011/11/30/ 11:37:02
飯塚の住宅
敷地の形状を活かしながら、周囲の街並みに沿う形に設計することを軸に計画した木造2階建ての住宅。建築全体の形状ありきでダイニングや居室の位置を決めるのではなく、それぞれにふさわしい開口部の方向を考えて配置した居室を棟のように建て、その隙間にできた空間をダイニングにするという手法で、変形八角形の住空間を設計した。不規則な形でありながら、吹き抜けの食卓を中心にした一体感のある空間が、互いの気配で家族を繋ぐおおらかな装置になっている。
iiduka_04_2.jpg
2009/09/30/ 12:56:17
今宿の礼拝堂
区画整理後の新しいまちに再建した木造3階建ての礼拝堂。クライアントや信者とともに積み重ねてきた議論の末に導き出された「新しいまち並みに対して公民館のように開かれた状態とすること、木の特性を生かした礼拝堂とすること」というコンセプトに基づき、設計した。外にも中にも十字架以外の装飾的要素は何ないが、彼らのまちに対する姿勢や建物への配慮が、そのまま意匠となって存在するような建築を目指した。
imajyuku_ext_02-1.jpg
2007/07/31/ 12:00:24
二日市の住宅
毎週末のように友人とその家族が集まることが日常のクライアント。たくさんの大人と子供が集い、楽しむことができる開放的な空間をつくるために、住宅と庭とを一体的に利用できる設計を試みた。全面開放できる大きな窓を設け、リビング、ダイニング、キッチンを庭側に集約させ、テラスと連続した空間になるように設計した。
futsukaichi_ext_05-.jpg